ラテン語格言50選

  • URLをコピーしました!
ラテン語格言50選

ラテン語の名言・名句50選を一覧にしました。詳しい説明はリンク先で確認できます。

1Abeunt studia in mōrēs.
熱意は習慣に変わる。
2Age quod agis.一意専心。
3Ālea jacta est.
賽は投げられた。
4Amīcitia sāl vītae.
友情は人生の塩。
5Amor caecus.恋は盲目。
6Amor magister optimus.
愛は最良の教師。
7Amor omnibus īdem.
愛はすべてに等しい。
8Amor tussisque nōn cēlantur.
愛と咳は隠せない。
9Aquila nōn captat muscam.
わしははえをつかまえない。
10Ars longa, vīta brevis.
技(芸術)は長く人生は短い。
11Carpe diem.
カルペ・ディエム。
12Cōgitō ergo sum.
われ思うゆえにわれあり。
13Disce gaudēre.
楽しむことを学べ。
14Docēre est discere.
教えることは学ぶことである。
15Dum spīrō spērō.
息をするあいだ希望をもつ。
16Errāre hūmānum est.
間違うことは人間的である。
17Expende Hannibalem.
ハンニバルを量ってみよ。
18Experientia docet.経験は教える。
19Festīnā lentē.ゆっくり急げ。
20Fīat lux.光あれ。
21Flōs ūnus nōn facit hortum.
一輪の花は庭を造らない。
22Fluctuat nec mergitur.
たゆたえども沈まず。
23Fortūna caeca.運命は盲目。
24Gutta cavat lapidem.
滴は石に穴をあける。
25Homō sum.
私は人間である。
26In varietāte concordia.
多様性の中の調和。
27Justitiam cole et pietātem.
正義と敬虔を重んじよ。
28Labor omnia vīcit.
労働がすべてに打ち勝った。
29Manus manum lavat.手は手を洗う。
30Mementō morī.
メメントモリ。死を思え。
31Mens sāna in corpore sānō.
健全な精神が健全な肉体に宿るように(祈るべし)。
32Mors certa, hōra incerta.
死は確実、時は不確実。
33Nē sīs miser ante tempus.
時が来るより先に惨めになるな。
34Ōdī et amō.
われ憎みかつ愛す。
35Omnia tempus habent.
万事ときを持つ。
36Omnia vānitās.一切虚無。
37Omnia vincit Amor.
愛はすべてに勝つ。
38Per aspera ad astra.
困難を超えて栄光へ。
39Post nūbila Phoebus.
雨のち晴れ。/ 雲の向こうに太陽。
40Quō vādis?
あなたはどこに行くのか。
41Sequere nātūram.自然に従え。
42Serit arbōrēs.木を植える。
43Tacēre quī nescit, nescit loquī.
沈黙を知らぬ者は語ることを知らぬ。
44Tempus fugit.時は逃げる。
45Varietās dēlectat.
多様性は喜ばせる。
46Vēnī vīdī vīcī.
来た、見た、勝った。
47Vēritās vincit.
真理は勝利する。
48Vīve hodiē.今日生きよ。
49Vīvere est cōgitāre.
生きることは考えることである。
50Vox populī vox deī.
人民の声は神の声。

ラテン語格言50選(2)

更新情報

2023.5.24 Amor omnia vincit.を削除し、Omnia vincit Amor.を加えました。
2023.5.16 格言集から50のラテン語を選び、ラテン語一覧を作成しました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今朝の東京新聞にある精神科の医師が、開高健氏が躁鬱病であったこと、そして氏はそのために
    『悠々として急げ』ということわざを座右の銘にされていて、という旨の記事を書いておられました。
    私はこのことわざは田中秀央氏が編集された羅日辞典に紹介されていた『FESTINA LENTE』の
    邦訳かと直感し、このページを開いたら、当たらずとも遠からずであることを発見して意を強くしております。
    なお、山下先生のご本は文法とスキーピオの夢で、お世話になっております。
    先生のますますのご活躍を祈っております。

  • 山下です。Festina Lente.にまつわるエピソードをご紹介いただき誠にありがとうございました。このラテン語は直訳をふまえたうえ、様々な日本語に翻訳可能と存じますが、教えていただいた「悠々として急げ」が個人的にはベストだと思いました。さすが開講健氏ですね。ラテン語はまさしくfestina lenteの気持ちでつきあうのがよいと思います。「悠々と」、すなわち他者の「評価」的なものはどこ吹く風と聞き流し、2千年前の作家たちと「ああか?こうか?」と心の対話を自由闊達に繰り広げることは、ラテン語学習の何よりの醍醐味かと存じます。

コメントする

CAPTCHA


目次