ラテン語格言

Post nubila Phoebus.

2011年5月15日

「ポスト・ヌービラ・ポエブス」と発音します。
post は対格を支配する前置詞で「<対格>の後、<対格>の後ろに」を意味します。英語でいえば、空間的前後関係を示すbehindと、時間的前後関係を示すafterの2つの意味を併せ持ちます。
nūbila は「雲」を意味する第2変化名詞 nūbilum,-ī n. の複数・対格です。
Phoebus は「太陽神アポロ」と「太陽」の2つの意味を持ちます。
動詞は省略されていますが、est(sumの直説法・現在、3人称単数)を補うと「雲の後(あと)に太陽(がある)」と訳すことができます。
「苦あれば楽あり」、「雨降って地固まる」などと意訳できます。
一方、post を空間的前後関係を示す前置詞ととれば、「雲の後ろに太陽(がある)」と訳せます。
雨を降らせる雲が空を覆っていても、私たちは太陽の存在を疑うことができないように、世の中を不正がいかに曇らせても、我々は善の存在を信じることができるという趣旨で理解可能です。

-ラテン語格言
-,

© 2020 山下太郎 Powered by AFFINGER5