ラテン語格言

Carpe diem.

「カルペ・ディエム」と読みます。
ラテン語では2語ですが、「カルペディエム」と表記されることが多いです。
「一期一会」と訳されることもあるようですが、「カルペディエム」の意味の本質は「死を忘れるな」ということです。直訳は、「一日を摘め」となりますが。
文法の説明は次の通りです。
第3変化動詞 carpō,-ere は「(花を)摘む」の意味を持ちます。carpe は命令法・能動態・現在、2人称単数で、「摘め」と訳せます。
diemは、「日」を意味する第5変化名詞 diēs,-ēī m. の単数・対格です。
あわせると「一日(の花)を摘め。」という意味になるわけです。
carpe の語を意識したとき、人はその目的語として flōrēs (花々)、たとえばrosās (バラ)などを目的語として想像するでしょう。ところが、この表現において、目的語は diem (日)です。
ここに、diem イコール flōrēs (すなわち、一日一日を花々とみたてる)といったイメージの重なりが演出されます。
何気なく過ぎゆく毎日を、いわば花畑の花々とみなし、花の一本一本を愛おしむように日々を愛すのがよい、という意味が込められています。
ローマの詩人、ホラーティウスの詩の中の言葉です(Carm.1.11)。その全訳をぜひご一読ください。いわば古代のラブソングです。
>>詳しい説明はこちらをどうぞ

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