Amor caecus.

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語彙と文法

「アモル・カエクス」と読みます。
Amorはamor,-ōris m.(愛、恋)の単数・主格です。
caecusは第1・第2変化形容詞caecus,-a,-um(盲目の)の男性・単数・主格です。
動詞estが省かれていると考えて、「恋は盲目(である)」と訳せます。
または「盲目の恋」と訳しても構いません。

これを機にcaecus,-a,-umの変化表を確認してみましょう。

第1・第2変化形容詞caecus,-a,-um(盲目の)の変化

単数男性女性中性
主格・呼格caecus(呼格 caece)caecacaecum
属格caecīcaecaecaecī
与格caecōcaecaecaecō
対格caecumcaecamcaecum
奪格caecōcaecācaecō
複数
主格・呼格caecīcaecaecaeca
属格caecōrumcaecārumcaecōrum
与格caecīscaecīscaecīs
対格caecōscaecāscaeca
奪格caecīscaecīscaecīs
ラテン語格言50選

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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