語彙と文法
「アモル・トゥッシスクゥェ・ノーン・ケーラントゥル」と読みます。
amor は「愛、恋」を意味する第3変化名詞 amor,amōris m.の単数・主格で、文の主語です。
tussis は「咳(せき)」を意味する第3変化名詞 tussis,-is f. の単数・主格です。この文の2つ目の主語です。
-queは「そして」。Amorとtussisをつなぎます。
cēlantur は「隠す」を意味する第1変化動詞 cēlō,-āre の直説法・受動態・現在、3人称複数です。
「愛(恋)と咳は隠されない(隠し通せない)」という意味です。
オウィディウスの言葉です。
Omnia vincit Amor.とすると「アモルは万物に打ち勝つ」という意味になります(ウェルギリウスの言葉です)。この場合のアモル(愛の神)はクピードーのことで、幼い少年の姿をした神です(amorが女性名詞なら少女の姿となります)。
コメント
コメント一覧 (2件)
Amorは男性名詞です
ご指摘をありがとうございました。