Amicitia sal vitae.

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Amicitia sal vitae.

「アミーキティア・サール・ウィータエ」と読みます。
amīcitia は「友情」を意味する第1変化名詞amīcitia,-ae f.の単数・主格で、文の主語です。
この単語のアクセントは-ci-にあります。
sāl は「塩」を意味する第3変化名詞 sāl,sālis m.の単数・主格で、文の補語です。
vītae は「人生」を意味する第1変化名詞 vīta,ae f. の単数・属格で、sāl にかかります。
動詞 est が省略されています。補うと、Amīcitia sāl vītae est.となります。
意味は「友情は人生の塩(である)」となります。

上の写真はイノブン(京都市四条河原町)の壁に刻まれたものです。語順はVITAE SAL AMICITIAとなっています。全部大文字でマクロンなしです。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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