Difficile est modum tenere in omnibus.

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「ディッフィケレ・エスト・モドゥム・テネーレ・イン・オムニブス」と読みます。
difficile は「困難な」を意味する第3変化形容詞 difficilis,-e の中性・単数・主格です。文の補語です。
modum は「慎み、抑制」を意味する第2変化名詞 modus,-ī m. の単数・対格です。tenēre の目的語です。
tenēre は「つかむ、保持する」を意味する第2変化動詞 teneō,-ēre の不定法・能動態・現在です。
omnibus は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の中性・複数・奪格です。この文では「万事」を意味する名詞として使われています。
「万事において慎みを持つことは困難である」と訳せます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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