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訳と解説
セネカ『倫理書簡集』23.2-3を読む:楽しむことを学べ
セネカ『倫理書簡集』23.2-3を読む:楽しむことを学べ Ego vērō aliquid quod et mihi et tibi prōdesse possit scrībam. Ego: 1人称単数の人称代名詞、主格。「私は」。 vērō: だが aliquid: 不定代名詞aliquis,aliqua,aliquid(誰か、何か)の中性・... -
ラテン語格言
Credebas dormienti haec tibi confecturos deos?
「クレーデーバース・ドルミエンティー・ハエク・ティビ・コンフェクトゥーロース・デオース」と読みます。Crēdēbāsはcrēdō,-ere(信じる)の直説法・能動態・未完了過去、2人称単数です。この文は疑問文なので、「おまえは信じたのか」となります。dormie... -
ラテン語格言
Paratus exire sum.
「パラートゥス・エクシーレ・スム」と読みます。 parātusは第1・第2変化形容詞parātus,-a,-um(<不定法>の準備ができた)の男性・単数・主格です。 parātusはparō,-āre(用意する)の完了分詞からできた形容詞です。 sumとあわせてparōの直説法・受動態... -
ラテン語格言
Regnat populus.
「レグナト・ポプルス」と読みます。regnatは第1変化動詞regnō,-āre(統治する)の直説法・能動態・現在、3人称単数です。populusは第2変化名詞populus,-ī m.(人民)の単数・主格です。「人民が(populus)統治する(Regnat)」という意味です。アメリカ... -
ラテン語格言
Animis opibusque parati.
語彙と文法 「アニミース・オピブスクゥェ・パラーティー」と読みます。 animīsはanimus,-ī m.(心)の複数・奪格。「場所の奪格」とみなせます。「心において」。 opibusはops,opis f.(力、能力)の複数・奪格で、animīsと同じく「場所の奪格」です。こ... -
訳と解説
「心を入れ替えよ」(キケロー『ピリッピカ』1.35より)
Cicero キケローは『ピリッピカ』の中で宿敵アントーニウスに向かって一種の最後通告のようなセリフを浴びせます。 Quārē flecte tē, quaesō, et māiōrēs tuōs respice atque ita gubernā rem pūblicam, ut nātum esse tē cīvēs tuī gaudeant, sine quō ne... -
訳と解説
「言葉は真の人間性に固有である」(キケロー『弁論家について』1.32より)
Cicero 「言葉は真の人間性に固有」(キケロー『弁論家について』1.32より) Age vērō, nē semper forum, subsellia, rostra cūriamque meditēre, quid esse potest in ōtiō aut iūcundius aut magis prōprium hūmānitātis, quam sermō facētus ac nullā i... -
ラテン語格言
Tacens vocem verbaque vultus habet.
「タケンス・ウォーケム・ウェルバクェ・ウルトゥス・ハベト」と読みます。 tacens は「沈黙する」を意味する第2変化動詞 taceō,-ēre の現在分詞、男性・単数・主格です。「沈黙している」と訳せます。vultus にかかります。 直訳は、「沈黙している(Tacens... -
ラテン語格言
Scire loqui decus est; decus est et scire tacere.
「スキーレ・ロクゥィー・デクス・エスト・デクス・エスト・エト・スキーレ・タケーレ」と読みます。 scīreは「知る」を意味する第4変化動詞sciō,-īre の不定法・能動態・現在です。loquī を目的語に取ります。文の主語です。 loquī は「語る」を意味する...