ラテン語入門– category –
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直説法・受動態・現在 / 未完了過去 / 未来
【直説法・受動態・現在 / 未完了過去 / 未来】 現在、未完了過去、未来の受動態 ラテン語は動詞の語尾を変えることで受動態の文(いわゆる受け身の文)を作ります。現在、未完了過去、未来の受動態は、いずれも現在幹(不定法から-reを取った形)を元にし... -
命令法
【命令法・能動態】 命令法は格言の宝庫です。時制は現在と未来があります。「現在」はその命令が今すぐ実行されると期待される場合に用いられます(第1命令法とも呼ばれます)。「未来」は将来実行されると期待される場合に用いられ、主に法律や布告の文... -
ラテン語の語順について
ラテン語は語順が自由 「ラテン語は語順が自由」と言われます。具体例をみてみましょう。 Ōtia dant vitia.はどう訳すか? Ōtia dant vitia. (ōtium,-ī n. 閑暇 dō,dare 与える vitium,-ī n. 悪徳) Ōtiaもvitiaも複数・主格とも複数・対格ともとれます... -
動名詞
【ラテン語の動名詞について】 ラテン語の動名詞は、現在分詞の語尾-nsを-ndumに変えて作ります(amō→amans→amandum)。英語と同じく「~すること」と訳せます。ただし、ラテン語の動名詞は文中での役割に応じて語尾の形を変えます。変化のスタイルは、第2... -
接続法の用法と例文
主文における接続法の用法と例文は以下のものがあります。 【意思・命令・禁止・譲歩】 意思 Aut viam inveniam aut faciam. 私は道を見つけよう、あるいは(さもなくば)それを作ろう。 Ergō bibāmus. だから飲もう。 Prōdit nesciō quis: concēdam hūc. ... -
Q. 形容詞の名詞的用法とは?
形容詞の名詞的用法 文字通り形容詞を名詞として扱う用法です。慣れないうちは面食らいますが、実際のラテン語を読むとあまりに頻出するので、そのうち疑問に思う気持ちがかげをひそめます。 例を挙げます。 Bonī amant bonum. 善人は善を愛す。 文頭のbo... -
Q. 第3変化名詞の調べ方
Q. 第3変化名詞の調べ方がよくわかりません。 A. 皆苦労します。単数・主格のわかる第1、第2変化名詞と勝手が違います。 ラテン語講習会でお話したことを書きます。 Nātūra in operātiōnibus suīs nōn facit saltum. という例文。 ちょっとした第3変化名... -
直説法・受動態・完了 / 未来完了 / 過去完了
完了、未来完了、過去完了の受動態 直説法・受動態・完了、直説法・受動態・未来完了、直説法・受動態・過去完了の受動態は、完了分詞とsumの変化を組み合わせて作ります。 完了の受動態: 完了分詞+sumの現在 未来完了の受動態: 完了分詞+sumの未来 過去... -
対格のさまざまな用法
【対格(accusative)のさまざまな用法】 対格の基本は他動詞の目的語としての用法です。Amō tē.(私はあなたを愛す)のように、amōの目的語は人称代名詞tūの対格tēを用います。対格は基本的に「~を」と訳せます。 直接目的語 Stellam videō. 私は星を見...