Temeritas sub titulo fortitudinis latet.

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「テメリタース・スブ・ティトゥロー・フォルティトゥーディニス・ラテト」と読みます。
Temeritāsは第3変化名詞temeritās,-ātis,f.(偶然、無謀、向こう見ず)の単数・主格で文の主語です。
subは「<奪格>の下で」を意味する前置詞です。
titulōは、第2変化名詞titulus,-ī,m.(碑文、見出し、名誉、名目)の単数・奪格です。
fortitūdinisは第3変化名詞fortitūdō,-dinis,f.(勇敢、強いこと)の単数・属格です。titulōにかかります。
latetは第2変化動詞lateō,-ēre(隠れる、見過ごされる)の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「向こう見ずは勇敢の名目のもとで見過ごされる」と訳せます。
セネカの言葉です(Ep.45.7)。

Seneca
セネカ
Seneca

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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