語彙と文法
「ペーイオル・オディオー・アモーリス・シムラーティオー」と読みます。
pēior は「悪い」を意味する第1・第2変化形容詞 malus,-a,-um の比較級、女性・単数・主格です。文の補語です。主語のsimulātiōと「性・数・格が一致」します。
odiō は「憎しみ」を意味する第2変化名詞 odium,-ī n. の単数・奪格です。「比較の奪格」で、「憎しみよりも」と訳せます。
amōris は「愛」を意味する第3変化名詞amor,-ōris m. の単数・属格です。simulātiō にかかります。
simulātiō は「みせかけ」を意味する第3変化名詞simulātiō,-ōnis f.の単数・主格です。この文の主語になります。
「愛の見せかけは憎しみより悪い」という意味です。
小プリーニウスの言葉です。
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