英語とラテン語– category –
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英語とラテン語
Scientia est potentia. 知は力なり
語彙と文法 「スキエンティア・エスト・ポテンティア」と読みます。scientia は第1変化名詞scientia,-ae f.(知識)の単数・主格です。est は不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単数です。potentia は第1変化名詞potentia,-ae f.(力)の... -
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Ars longa vita brevis. 芸術は長く人生は短し
セネカ タイトルのラテン語は、日本語では「芸術は長く人生は短し」という表現で知られます。元はギリシャの医聖ヒポクラテスの言葉でしたが、ローマの哲人セネカがラテン語に訳し、『人生の短さについて』の中で紹介しました。本来の意味は「少年老い易く... -
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芸術と技術
芸術と技術 「芸術」という言葉は、art (アート)の訳語として明治時代に生まれたが、カタカナの「アート」とともに今ではすっかり日本語の中にとけ込んでいる 。 「芸術」に関する英語の格言に、Art is long, life is short. がある。一般に「芸術は長し... -
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現代に生きる古典語(3)
現代に生きる古典語(3) 「自立するということ」 日本語にすると固い言葉、意味のよくわからない言葉であっても、対応する英語の語源を探ると、意味の鮮明になるケースというのが結構あります。 今回は、最近よく耳にする「自立」という言葉を取り上げた... -
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現代に生きる古典語(2)
現代に生きる古典語(2) 前回は英語の「スクール」という語が、ギリシア語で「暇」を意味することや、日本語の「教育」に相当する英語の「エデュケーション」の本来の意味(引き出す)などをご紹介しました。 では昔のギリシア人は「暇な」学校で何をし... -
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現代に生きる古典語(1)
古典という言葉から皆さんは何を連想しますか。漢文、それとも古 文?古典の英語訳はクラシック(classic)ですが、この言葉には 「一流の、最高水準の」という意味が込められています。名詞です と「ギリシア・ローマの古典」と英和辞書には記されいます... -
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勉強とは何か
勉強とは何か 今日は英語の語源に絡めて、勉強とは何か、ということについてお話します。 『竜馬が行く』を書いた司馬遼太郎という作家がいます。司馬さんは中学時代に英語が大の苦手だったと告白しています。どうして嫌いだったかというと、先生に「ニュ... -
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アメリカの日本語テスト
アメリカの日本語テスト アメリカにおいて,大学入試に日本語があると仮定しよう. Johnは中学校1年生の時から日本語を学び,今大学に通っているが,未だに日本語の勉強がはかどらない.中学時代は多少日本語に興味を持ち,漢字なども結構覚えたし,『日... -
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博士と生徒
博士と生徒 英語で student と言えば「生徒」を意味し、doctor と言えば「博士、医者」を意味する。それぞれの語源は何であろうか。 student の語源は、「熱中する、努力する」という意味を持つラテン語の studeo(ストゥデオー)である。 この動詞の現在...