「しっかり学ぶ初級ラテン語」第2章2「第2変化名詞」の例文解説

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  1. Vergilī

Vergilius,-ī m.(ウェルギリウス)の単数・呼格。

「ウェルギリウスよ(Vergilī)」。

2. Asinus in tēgulīs.

Asinus: asinus,-ī m.(ろば)の単数・主格。
in: <奪格>に
tēgulīs: tēgulae,-ārum f.pl.(屋根)の奪格。

「屋根(tēgulīs)に(in)ろば(Asinus)」。

3. Quis pōma det Alcinoō?

Quis: 疑問代名詞(p.132)quis,quid(誰が、何が)の男性・単数・主格。
pōma: pōmum,-ī n.(果実)の複数・対格。
det: 不規則動詞dō,dare(与える)の接続法・能動態・現在 (p.258)、3人称単数。「懐疑・煩悶」(p.266)。
Alcinoō: Alcinous,-ī m.(アルキノウス)の単数・与格。

「誰が(Quis)果実を(pōma)アルキノウスに(Alcinoō)与えるだろうか(det)(いや、与えない)」。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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