『しっかり学ぶ初級ラテン語』第3章2「不規則動詞sumの直説法・能動態・現在」の例文解説

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1. Homō sum.       私は人間である。 Ter.Heaut.77
Homō: homō,hominis c.(人間)の単数・主格。
sum: 不規則動詞sum,esse(である)の直説法・能動態・現在、1人称単数。

2. Deus erat verbum.         言葉は神であった。
Deus: deus,-ī m.(神)の単数・主格。文の補語。
erat: 不規則動詞sum,esse(である)の直説法・能動態・未完了過去、3人称単数。
verbum: verbum,-ī n.(言葉)の単数・主格。文の主語。

    3. Amīcitia sāl vītae. 友情は人生の塩。
    amīcitia: amīcitia,-ae f.(友情)の単数・主格。文の主語。
    sāl: sāl,sālis m.(塩)の単数・主格。文の補語。
    vītae: vīta,-ae f.(人生)の単数・属格。sālにかかる。

    4. Vox populī vox deī. 人民の声は神の声。
    Vox: vox,vōcis f.(声)の単数・主格。文の主語。
    populī: populus,-ī m.(人民)の単数・属格。Voxにかかる。
    vox: vox,vōcis f.(声)の単数・主格。文の補語。
    deī: deus,-ī m.(神)の単数・属格。voxにかかる。

    5. Cōgitō ergō sum. 私は考える。ゆえに、私は存在する。
    Cōgitō: cōgitō,-āre(考える)の直説法・能動態・現在、1人称単数。
    ergō: それゆえ
    sum: 不規則動詞sum,esse(いる、ある)の直説法・能動態・現在、1人称単数。

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    この記事を書いた人

    ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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