ignem gladio scrutare.

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「イグネム・グラディオー・スクルーターレ」と読みます。
ignemはignis,-is m.(火)の単数・対格です。
gladiōはgladius,-ī m.(剣)の単数・奪格です。「剣によって」。
scrūtāreは形式受動態動詞scrūtor,-ārī(詮索する、つつく、かき立てる)の命令法・現在、2人称単数です。
「火を剣によってつつくこと」と訳せます。
「火に油を注ぐ」という意味らしいです。
出典はホラーティウスの『風刺詩』2.3.276です。

adde cruorem               275
stultitiae atque ignem gladio scrutare. 

愚かさに血を加えよ。火を剣でかき立てよ。

ホラーティウス
ホラーティウス

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

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