-
ラテン語格言
Qui dedit beneficium taceat, narret qui accepit.
「クゥィー・デディト・ベネフィキウム・タケアト・ナッレト・クゥィー・アッケーピト」と読みます。quī は関係代名詞で、男性・単数・主格です。先行詞(指示代名詞の主格:ille等)は省略されています。dedit は「与える」を意味する不規則変化動詞 dō,d... -
ラテン語格言
Te ustus amem.
「テー・ウストゥス・アメム」と読みます。 tē は人称代名詞2人称単数、対格です。「あなたを」と訳せます。 ustus は「焼く、燃やす」を意味する第3変化動詞 ūrō,-ere の完了分詞、男性・単数・主格です。この文の主語(省略されたego)を説明する言葉に... -
ラテン語格言
Omnia aliena sunt, tempus tantum nostrum est.
「オムニア・アリエーナ・スント・テンプス・タントゥム・ノストルム・エスト」と読みます。omnia は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の中性・複数・主格です。ここでは名詞的に扱われています。aliēna は「他人の」を意味する第1・第2変化形容詞... -
ラテン語格言
Ut ameris, ama.
マルティアーリス 語彙と文法 「ウト・アメーリス・アマー」と読みます。ut は接続法(amēris)を伴い、「~するために」を表す従属文を導きます。amēris は「愛する」を意味する第1変化動詞 amō,-āre の接続法・受動態・現在、2人称単数です。「あなたが... -
ラテン語格言
Miserum est arbitrio alterius vivere.
「ミセルム・エスト・アルビトリオー・アルテリーウス・ウィーウェレ」と読みます。 miserum は「哀れな」を意味する第1・第2変化型形容詞 miser の中性・単数・主格です。文の補語です。 arbitriō は「判断、思惑」を意味する第2変化中性名詞 arbitrium,-... -
ラテン語格言
Te ratio ducat, non fortuna.
「テー・ラティオー・ドゥーカト・ノーン・フォルトゥーナ」と読みます。ratiō は「理性」を意味する第3変化名詞ratiō,-ōnis f.の単数・主格です。dūcat は「導く」を意味する第3変化動詞 dūcō,-ere の接続法・能動態・現在、3人称単数です。「命令」の意... -
ラテン語入門のエッセイ
100年先の世界のために
年初に当たり、京都大学文学部100周年記念誌に寄せた文章を自分でも読み返しました。一昔前まで、恐らくどこにでも見られた、または、感じられた文学部の学びの一風景を言葉に書き留めたものです。 >>文学部で学んだこと:100年先の世界のために -
ラテン語格言
Rara juvant. 珍しきものが喜ばれる
語彙と文法 「ラーラ・ユウァント」と読みます。Rāraは第1・第2変化形容詞rārus,-a,-um (珍しい)の中性・複数・主格で、文の主語です。形容詞ですが名詞的に用いられています(「形容詞の名詞的用法」)。juvantはjuvō,-āre(喜ばせる、楽しませる)の直... -
ラテン語格言
Traicit et fati litora magnus amor.
「トラーイキト・エト・ファーティー・リートラ・マグヌス・アモル」と読みます。 trāicit は「超える」を意味する第3変化動詞 trāiciō(=trājiciō) の直説法・能動態・現在、3人称単数です。 et は次に来る言葉を強調します。ここでは、「~さえ」と訳せ...