「テー・ラティオー・ドゥーカト・ノーン・フォルトゥーナ」と読みます。
ratiō は「理性」を意味する第3変化名詞ratiō,-ōnis f.の単数・主格です。
dūcat は「導く」を意味する第3変化動詞 dūcō,-ere の接続法・能動態・現在、3人称単数です。「命令」の意味を帯び、「導かせよ」という意味になります。
目的語は文頭のtēです。2人称単数の人称代名詞tūの対格です。
fortūna は「運命」を意味する第1変化女性名詞fortūna,-ae f.の単数・主格です。
「運命でなく理性が君を導くべし」と訳せます。
リーウィウスの言葉です(22.39)。
ローマ建国以来の歴史〈1〉伝承から歴史へ1 (西洋古典叢書)
リウィウス 岩谷 智
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