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訳と解説
歌ってくれと頼まれても応じない歌い手の話:ホラーティウス
歌い手の悪徳の話:ホラーティウス 『ギリシア・ローマ名言集』に「うたいて」と題する次の一文が載っています(マクロンは私がつけたものです)。 omnibus hoc vitium est cantōribus, inter amīcōsut numquam indūcant animum cantāre rogantī,iniussī n... -
訳と解説
犬の字が鼻の穴から響いている:ペルシウス
『ギリシャ・ローマ名言集』(ローマの部13番)に「いぬのじ」と題して次のラテン語と日本語訳が紹介されています。 sonat hic de nare canina littera. ペルシウス『風刺詩』第一番109ほれ、そう言うかたそばから、犬の字が鼻の穴から響いているではない... -
ラテン語格言
Salus populi suprema lex esto.
Cicero 語彙と文法 「サルース・ポプリー・スプレーマ・レクス・エストー」と読みます。Salūsは第4変化名詞salūs,-ūtis f.(安全)の単数・主格です。populīは第2変化名詞populus,-ī m.(国民)の単数・属格です。Salūsにかかります。suprēmaは第1・第2変... -
ラテン語格言
In virtute divitiae.
Cicero 語彙と文法 「イン・ウィルトゥーテ・ディーウィティアエ」と読みます。inは「<奪格>の中に」を意味する前置詞です。virtūteは第3変化名詞virtūs,-ūtis f.(美徳、勇気)の単数・奪格です。dīvitiaeは第1変化名詞dīvitiae,-ārum f.pl.(財産、富... -
ラテン語格言
Excitabat fluctus in simpulo. 杓子の中の嵐
Cicero 語彙と文法 「エクスキターバト・フルクトゥース・イン・シンプロー」と読みます。excitābatはexcitō,-āre(かきたてる)の直説法・能動態・未完了過去、3人称単数です。fluctūsは第4変化名詞fluctus,-ūs m.(波)の複数・対格です。inは「<奪格>... -
ラテン語格言
Amicitiae nostrae memoriam spero sempiternam fore.
Cicero 語彙と文法 「アミーキティアエ・ノストラエ・メモリアム・スペーロー・センピテルナム・フォレ」と読みます。Amīcitiaeは第1変化名詞amīcitia,-ae f.(友情)の単数・属格です。nostraeは1人称複数の所有形容詞noster,-tra,-trumの女性・単数・属... -
ラテン語格言
Mea mihi conscientia pluris est quam omnium sermo.
Cicero 語彙と文法 「メア・ミヒ・コンスキエンティア・プルーリス・エスト・クウァム・オムニウム・セルモー」と読みます。meaは1人称単数の所有形容詞meus,-a,-umの女性・単数・主格で、conscientiaにかかります。mihiは1人称単数の人称代名詞、与格です... -
ラテン語格言
Male parta male dilabuntur.
Cicero 語彙と文法 「マレ・パルタ・マレ・ディーラーブントゥル」と読みます。maleは「悪く」を意味する副詞です。partaはpariō,-rere(手に入れる)の完了分詞、中性・複数・主格です。dīlābunturは形式受動態動詞dīlābor,-ī(崩壊する、逃げる、消滅す... -
ラテン語格言
Pecunia nervus belli.
Cicero 語彙と文法 「ペクーニア・ネルウス・ベッリー」と読みます。pecūniaは第1変化名詞pecūnia,-ae f.(金銭)の単数・主格です。文の主語です。nervusは第2変化名詞nervus,-ī m.(筋肉)の単数・主格です。文の補語です。bellīは第2変化名詞bellum,-ī ...