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ラテン語格言
Magna est vis consuetudinis.
Cicero 語彙と文法 「マグナ・エスト・ウィース・コンスエートゥーディニス」と読みます。magna は「大きい」を意味する第1・第2変化形容詞magnus,-a,-umの女性・単数・主格です。文の補語です。estは不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単... -
ラテン語格言
Industriae nil impossibile.
語彙と文法 「インドゥストリアエ・ニール・インポッシビレ」と読みます。industriae は「勤勉」を意味する第1変化名詞 industria,-ae f. の単数・与格です。nīl は英語の nothing に相当する nihil の別形で、「無」を意味します。中性・単数・主格です。... -
ラテン語格言
Honesta mors turpi vita potior.
「ホネスタ・モルス・トゥルピー・ウィーター・ポティオル」と読みます。 honesta は「高潔な」を意味する第一・第二変化形容詞、女性・単数・主格です。 mors は「死」を意味する第三変化名詞、単数・主格です。 turpi は「恥ずべき」を意味する第三変化... -
ラテン語格言
Homo est sociale animal.
セネカ 語彙と文法 「ホモー・エスト・ソキアーレ・アニマル」と読みます。homō は「人間」を意味する第3変化名詞homō,-minis c.単数・主格です。sociāle は「社会的な」を意味する第3変化形容詞 sociālis, -e の中性・単数・主格です。animalにかかります... -
ラテン語格言
Heu pietas! Heu prisca fides!
語彙と文法 「ヘウ・ピエタース・ヘウ・プリスカ・フィデース」と読みます。 pietās は「敬虔な心」を意味する第3変化名詞pietās,-ātis f.の単数・呼格です。 prisca は「かつての、昔の」を意味する第1・第2変化形容詞priscus,-a,-umの女性・単数・呼格で... -
ラテン語入門のエッセイ
髭は哲学者をつくらない
一見ユーモラスな表現ですが、いわんとすることは鋭いです。見かけ倒しを戒める警句です。「わたしは髭とマントを見るが哲学者は目にしない」(Videō barbam et pallium, philosophum nōn videō.)というゲッリウスの表現や、「頭巾は僧を作らず」(Cucull... -
西洋古典
穏やかな言葉は怒りを打ち砕く(柔よく剛を制する)
Sermo mollis frangit iram. 穏やかな言葉は怒りを打ち砕く。 sermo は「言葉、発話」を意味する名詞で、英語の sermon の語源です。英語では「教会の説教」という意味で使われます。sermo を使った格言に、Sermo imago animis est. (言葉は心の似姿)が... -
ラテン語入門のエッセイ
Nemo in amore videt. 恋は盲目
表題のラテン語を文字通り訳せば「誰も恋において(ものを)見ていない」となります。「恋は盲目」は英語で Love is blind. と言いますが、ラテン語では Amor caecus est. と言います。 caecus は「盲目の、正しい判断が下せない」という意味で、たとえば ... -
ラテン語格言
Vulgare amici nomen, sed rara est fides.
「ウルガーレ・アミーキー・ノーメン・セド・ラーラ・エスト・フィデース」と読みます。 vulgare は「ありふれた、凡庸な」を意味する第3変化形容詞 vulgaris,-e の中性・単数・主格です。主語nomen に対する補語です。 amici は「友、友人」を意味する第2変...