「ウビ・コンコルディア・イビ・ウィクトーリア」と読みます。
ubiは「~するところに」を意味する関係副詞です(英語のwhereに相当)。
concordiaは「調和」を意味する第1変化名詞、単数・主格です(concordia,-ae f.)。
ibiは「そこに」を意味する副詞です。
victoriaは「勝利」を意味する第1変化名詞、単数・主格です(victoria,-ae f.)。
前半と後半の文にそれぞれ動詞のestを補います。
「調和のあるところ、そこに勝利あり」と訳せます。
プブリリウス・シュルスの表現 Ibi semper est victoria, ubi concordia est.をモットー風に簡略化し人口に膾炙したものです。
Minor Latin Poets, Volume I: Publilius Syrus. Elegies on Maecenas. Grattius. Calpurnius Siculus. Laus Pisonis. Einsiedeln Eclogues. Aetna (Loeb Classical Library)
Aetna Calpurnius Siculus Publilius Syrus Laus Pisonis Grattius J. Wight Duff