Ubi concordia, ibi victoria.

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「ウビ・コンコルディア・イビ・ウィクトーリア」と読みます。
ubiは「~するところに」を意味する関係副詞です(英語のwhereに相当)。
concordiaは「調和」を意味する第1変化名詞、単数・主格です(concordia,-ae f.)。
ibiは「そこに」を意味する副詞です。
victoriaは「勝利」を意味する第1変化名詞、単数・主格です(victoria,-ae f.)。
前半と後半の文にそれぞれ動詞のestを補います。
「調和のあるところ、そこに勝利あり」と訳せます。
プブリリウス・シュルスの表現 Ibi semper est victoria, ubi concordia est.をモットー風に簡略化し人口に膾炙したものです。

Minor Latin Poets, Volume I: Publilius Syrus. Elegies on Maecenas. Grattius. Calpurnius Siculus. Laus Pisonis. Einsiedeln Eclogues. Aetna (Loeb Classical Library)
Aetna Calpurnius Siculus Publilius Syrus Laus Pisonis Grattius J. Wight Duff

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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