Docendo discimus.

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「ドケンドー・ディスキムス」と読みます。
Docendō は、「教える」を意味する第2変化動詞 doceō,-ēre の動名詞docendum の奪格です。「教えることによって」という意味になります。
discimusは、「学ぶ」を意味する第3変化動詞 discō,-ere の直説法・能動態・現在、1人称複数です。
「私たちは教えることによって学ぶ。」と訳せます。

動名詞のよい例文ですね。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • […] 「ホミネース・ドゥム・ドケント・ディスクント」と読みます。 hominesは「人間」を意味する第3変化名詞homo,-minis c. の複数・主格で、この文の主語です。 dum は接続詞で「~する間」を意味します。 docent は「教える」を意味する第2変化動詞 doceo,-ere の直説法・能動態・現在、3人称複数です。 discunt は「学ぶ」を意味する第3変化動詞 disco,-ereの直説法・能動態・現在、3人称複数です。 どちらの動詞も主語は hominesです。 「人間は教える間、学んでいる」と訳せます。 セネカの『倫理書簡集』(Ep.7.8)に見られる言葉です。 別の類似表現として、Docendo discimus.(私たちは教えることによって学ぶ)もあります。 […]

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