Qui multum habet, plus cupit.

  • URLをコピーしました!

「クィー・ムルトゥム・ハベト・プルース・クピト」と読みます。
quīは関係代名詞quī,quae,quodの男性・単数・主格です。先行詞は省かれています。「~ところの者は」と訳せます。
multum は「多く、おおいに」を意味する副詞です。
habet は「持つ」を意味する第2変化動詞 habeō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称・単数です。
前半は、「多く持つ者は」と訳せます。
plūs は multum の比較級で、「より多く、それ以上に」を意味する副詞です。
cupit は「欲する、求める」を意味する第4変化動詞 cupiō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「多く持つ者は、より多く求める」と訳せます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次