語彙と文法
「ガウデアームス・イギトゥル」と読みます。
gaudeāmus は「喜ぶ、楽しむ」を意味する第2変化動詞 gaudeō,-ēre の接続法・能動態・現在、1人称複数です。
「いっしょに楽しもうではないか」と呼びかける言い方です。「意思」の用例です。
Vīvāmus(ともに生きよう)やBibāmus(一緒に飲もう)と同じ用法です。
igitur は「それゆえに」を意味する接続詞です。
「だからいっしょに楽しもう」と訳せます。
中世学生歌 “Dē Brevitāte Vītae”(人生の短さについて)の冒頭の表現です。
「人生は短い。青春時代のあとは老年と死である。だから(今は)いっしょに楽しもうではないか」と呼びかける歌詞です。
余談
ちなみに「人生の短さについて」(Dē Brevitāte Vītae)という歌のタイトルは、同名のセネカの作品名を想起させます(関係があるかどうかは知りません)。
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