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ラテン語入門のエッセイ
できると思うからできる
できると思うからできる(Possunt quia posse videntur.) いろいろな場面で心の支えになりそうな言葉です。 元はウェルギリウスの叙事詩『アエネーイス』にみられる表現です。船による競技が最大の盛り上がりを見せる場面で、勝利を確信して全力を尽く... -
西洋古典
探し求めるべきは
[11] Quaerendum est quod non fiat in dies peius, cui non possit obstari. Quid hoc est? animus, sed hic rectus, bonus, magnus. Quid aliud voces hunc quam deum in corpore humano hospitantem? Hic animus tam in equitem Romanum quam in libert... -
ラテン語入門のエッセイ
In oculis animus habitat. 目に心は宿る
In oculis animus habitat.これは大プリーニウスの言葉です。「目は心の窓」や「目は口ほどにものを言う」など、日本語にも似た表現があります。時代や国が違っても、考えること、感じることは同じです。 目は感覚器の一つですが、体の他の部分と異なる不... -
ラテン語格言
In oculis animus habitat.
語彙と文法 「イン・オクリース・アニムス・ハビタト」と読みます。oculīsは「目」を意味する第2変化名詞oculus,-ī m. の複数・奪格です。animusは「心」を意味する第2変化名詞animus,-ī m.の単数・主格です。habitatは「住む」を意味する第1変化動詞 habi... -
ラテン語格言
Troius Aeneas, pietate insignis et armis.
「トローイウス・アーエネアース・ピエターテ・インシグニス・エト・アルミース」と読みます。 続けると、「ト<ロー>イウ<サー>エネ<アー>ス・ピエ<ター>ティン<シグ>ニセ<タル>ミース」。<>は「長・短・短」の<長>に当たります。 Troius... -
ラテン語入門のエッセイ
Barba non facit philosophum. 髭は哲学者をつくらない
Barba non facit philosophum.というラテン語があります。「髭は哲学者をつくらない」と訳せます。 見かけ倒しを戒める警句です。「私は髭とマントを見るが哲学者は目にしない」というゲッリウス(ローマの著述家)の表現が元になっています。 ゲッリウス... -
ラテン語格言
Ubi sunt? 彼らは何処
語彙と文法 「ウビ・スント」と読みます。ubiは「どこに?」という意味の疑問副詞です。suntは不規則動詞sum,esse(いる、ある)の直説法・現在、3人称複数です。「彼らは(今)どこにいるのか?」と訳せます。 解釈 亡くなった人に思いを馳せる慣用句です... -
ラテン語格言
Stultum est timere quod vitare non potes.
語彙と文法 stultumは「愚かな」を意味する第1・第2変化形容詞stultus,-a,-umの中性・単数・主格です。この文の補語です。timēreは「恐れる」を意味する第2変化動詞timeo,-ēre の不定法・能動態・現在です。quodは関係代名詞、中性・単数・対格です。対格... -
ラテン語格言
Somnus imago mortis.
「ソムヌス・イマーゴー・モルティス」と読みます。 somnusは「眠り」を意味する第2変化名詞somnus,-ī m.の単数・主格で文の主語です。文の主語とみなします。 imāgōは「似姿」を意味する第3変化名詞imāgō,-ginis f.の単数・主格で文の補語です。文の補語...