「ウァーデ・ケルトー・グラドゥー」と読みます。
vādeは「行く、進む」を意味する第3変化動詞vādō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称単数です。
certō は「確かな」を意味する第1・第2変化形容詞certus,-a,-um の男性・単数・奪格で、gradū にかかります。
gradūは「足取り、歩み」を意味する第4変化男性名詞gradus,-ūs の単数・奪格です(「仕方の奪格」)。
「確かな足取りで進み給え」と訳せます。
セネカの『倫理書簡集』に見られる表現です(Sen.Ep.37.4)。
セネカは現代人の心に響く言葉を多く残しました。