Veritas numquam perit.

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Seneca:Veritas numquam perit.
セネカ

「ウェーリタース・ヌンクゥァム・ペリト」と読みます。
vēritās は「真実、真理」を意味する第3変化名詞 vēritās,-ātis f.の単数・主格です。文の主語です。
numquam は「けっして~しない」を意味する副詞です。動詞peritを否定します。
peritはpereō,-īre(滅びる)の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
不定法(・能動態・現在)はperīreとなり、語尾がīreとなることから、第5変化動詞とわかります。
「真理は決して滅びない」と訳せます。
セネカの『トロイアの女たち』に出てくる表現です(614)。

文献案内

京大学術出版会の翻訳で読むことができます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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