-
Natura semina nobis scientiae dedit; scientiam non dedit.
セネカ 語彙と文法 「ナートゥーラ・セーミナ・ノービース・スキエンティアエ・デディト・スキエンティアム・ノーン・デディト」と読みます。マクロンをつけると、Nātūra sēmina nōbīs scientiae dedit. です。nātūraは「自然」を意味する第1変化名詞 nātū... -
Noli huic tranquillitati confidere.
「ノーリー・フイーク・トランクゥィッリターティー・コンフィーデレ」と読みます。 noli は禁止の命令文を作る言葉(nōlōの命令法・能動態・現在、2人称単数)で、<不定法>をするな、と訳せます。 この文でいえば、その不定法はconfidereです。 huicは... -
Non exiguum temporis habemus, sed multum perdidimus.
セネカ 語彙と文法 「ノーン・エクシグウム・テンポリス・ハベームス・セド・ムルトゥム・ペルディディムス」と読みます。Nōnは「~でない」を意味する副詞で、Nōn A sed Bの構文で「AでなくB」を意味します。exiguumは第1・第2変化形容詞 exiguus,-a,-um... -
ぼちぼちいこか
ラテン語を学ぶ人の多くはどこかで「フェスティーナー・レンテー」という言葉を耳にしたと思います。 文法的に説明すると、festīnā lentē. とは「急ぐ」を意味する動詞 festino の命令法 festina と「ゆっくりと」を意味する副詞 lente を並べたものです。... -
「しっかり学ぶ初級ラテン語」Q&A
『しっかり学ぶ初級ラテン語』のQ&Aです。随時更新します(上が新しいです)。 Q. p.277 例文26 sapientem mors quōminus in ome tempusの部分ですが、sapientemはquōminusの導く名詞節の主語と思うのですが、名詞節ですので主格になるように思うので... -
Justitiam cole et pietatem.
語彙と文法 「ユスティティアム・コレ・エト・ピエターテム」と読みます。justitiamは「正義」を意味する第1変化名詞 justitia,-ae f.の単数・対格です。(「羅和辞典(改訂版)でjus-のuは短い)。coleは「重んじる」を意味する第3変化動詞 colo,-ereの命... -
文学万歳!| キケロー『アルキアース弁護』より
キケローの『アルキアース弁護』に次のような印象深い表現があります。言ってみれば「文学万歳!」と主張している一文です(16節)。 以下、テクストと和訳、語釈、逐語訳を3つに分けて紹介します(その1~その3)。 キケロー『アルキアース弁護』16節... -
lacrimae rerum.
「ラクリマエ・レールム」と読みます。 lacrimaeは第1変化名詞 lacrima,-ae f.(涙)の複数・主格です。 rērumは「もの、こと」を意味する第5変化名詞 res,reī f.の複数・属格で、lacrimaeにかかります。この属格は「目的語的属格」と解釈できます。rēsの... -
O vitae philosophia dux.
「オー・ウィータエ・ピロソピア・ドゥクス」と読みます。Oは感嘆詞で、「おお」と訳します。vitaeは第1変化名詞 vita,-ae f.(人生)の単数・属格です。duxにかかります。philosophiaは第1変化名詞 philosophia,-ae f.(哲学)の単数・呼格です。「哲学よ...