ラテン語格言

lacrimae rerum.

2017年1月7日

「ラクリマエ・レールム」と読みます。
lacrimaeは第1変化名詞 lacrima,-ae f.(涙)の複数・主格です。
rērumは「もの、こと」を意味する第5変化名詞 res,reī f.の複数・属格で、lacrimaeにかかります。この属格は「目的語的属格」と解釈できます。rēsの訳は文脈に照らすと「人間の営み」を指すことがわかります。
たとえばamor deīを例にとると、これを「神に対する愛」、「神<を>愛すること」という意味でとれば、deīを「目的語的属格」とみなしたことになります。
「神の人間への愛」、「神<が>人間を愛すること」という意味でとれば、deīを「主語的属格」とみなしたことになります。
lacrimae rērumは「人間の営みに対する涙」と訳せます。
ウェルギリウスの『アエネーイス』に見られる表現です(Aen.1.462)。
背景の簡単な説明は次のリンク先をご覧ください。

>>「人の世の営みに対する涙」

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