Bis discit qui docet.

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語彙と文法

「ビス・ディスキト・クゥィー・ドケト」と読みます。
bisは「二度」を意味する副詞です。
discitは「学ぶ」を意味する第3変化動詞discō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
quī は関係代名詞 quī,quae,quod の男性・単数・主格です。先行詞は省略されています。「quī以下の者は」と訳します。
docetは「教える」を意味する第2変化動詞doceō,-ēreの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「教える者は二度学ぶ」と訳せます。

quī docet discit.(教える者は学ぶ)がポピュラーですが、表題のラテン語には副詞のbis(二度)が含まれる点でユニークです。一度目は自分が生徒として学ぶとき、二度目は先生として教えるとき、と理解できるように思います。

関連表現

Docēre est discere. 教えることは学ぶことである。
Docendō discimus. 教えることによって我々は学ぶ。
Hominēs dum docent discunt. 人間は教える間に学んでいる。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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