「ラービトゥル・オックルテー・ファッリトクウェ・ウォルービリス・アエタース」と読みます。
lābitur は「流れる」を意味する形式受動態動詞lābor の直説法・現在・3人称単数で、主語は aetās です。
occultē は「ひそかに」を意味する副詞です(オカルトの語源)。
fallit は「欺く」を意味する第3変化動詞 fallō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。目的語として nōs (我々を)を想定することが出来ます。
volūbilis は「転がりやすい、速く流れる」(「回転する」を意味する動詞の volvō と関連)を意味する第3変化形容詞volūbilis,-eの女性・単数・主格で、aetās にかかります。
aetās は「生涯、時、時代」を意味するaetās,-ātis f.の単数・主格です。
「移ろいやすい歳月はひそかに流れ、われわれを欺く」と訳せます。
オウィディウスの言葉です。
目次
コメント