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ラテン語格言
Perjuria ridet amantum Juppiter.
「ペルユーリア・リーデト・アマントゥム・ユッピテル」と読みます。 perjūriaは「偽りの誓い」を意味する第2変化中性名詞 perjūrium,-ī n.の複数・対格です。 rīdetは「笑う」を意味する第2変化動詞rīdeō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。 a... -
ラテン語入門
ラテン語の第1変化名詞
第1変化名詞の学び方 rosaの変化:これだけを覚える ラテン語学習の一番大事な一歩は名詞の変化(曲用)(declinatio / declension)を暗記することです。コツは代表例を一つに絞ってそれを完璧に覚えることです。 rosa(バラ)を例にとって覚えるのがよい... -
ラテン語格言
Ab ovo usque ad mala citaret.
語彙と文法 「アブ・オーウォー・ウスクェ・アド・マーラ・キターレト」と発音します。Abは「<奪格>から」を意味する前置詞です。āと同じ意味ですが、母音とhの前ではabの形が用いられます。ōvōはōvum,-ī n.(卵) の単数・奪格です。Ab ōvōで「卵から」... -
ラテン語格言
Disce libens.
「ディスケ・リベンス」と読みます。 disce は「学ぶ」を意味する第3変化動詞 discō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称単数です。「学べ」。 libens は第3変化形容詞libens,-entis(嬉しい、喜ばしい)の男性・単数・主格です。 disce で想定される2人称... -
ラテン語入門のQ&A
文法の教科書を終えた人のために:原典講読の勧め
ひととおりラテン語文法の概要がつかめた人にとって、次の一歩をどう踏み出すかについて、私なりに思うことを以下に述べます。 文法を学ぶ目的の一つは原典を読むことだと思います。ラテン語の文法自体に興味を持つ人も多いが、文法はそこそこにして原典の... -
ラテン語格言
Homo sum. 私は人間である:テレンティウス
テレンティウス Homo sum.(ホモー・スム)は人類愛を象徴するラテン語の名句として名高いです。この言葉の続きは、Humani nil a me alienum puto.(人間にかかわることで私に無縁なものは何もないと思う)と続きます。 「ホモー・スム」とだけ口にすれば... -
ラテン語格言
Facta non verba.
語彙と文法 「ファクタ・ノーン・ウェルバ」と読みます。 facta は「行為、事実、出来事」を意味する第2変化名詞 factum,-ī n. の複数・主格です。 verba は「言葉」を意味する第2変化名詞 verbum,-ī n. の複数・主格です。 構文は、「verba でなく(nōn) f... -
ラテン語入門
第3変化形容詞
第3変化形容詞 ラテン語の形容詞は、第1・第2変化形容詞と第3変化形容詞の2種類しかありません(名詞のように第4、第5変化はありません)。 形容詞としての用法は、第1・第2変化形容詞と何も違いはありません。ここで学ぶ第3変化形容詞は、そのほとんどす... -
ラテン語格言
Fluctuat nec mergitur.
語彙と文法 「フルクトゥアト・ネク・メルギトゥル」と読みます。fluctuat は「波のように揺れる、波の上で翻弄される」を意味する fluctuō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。主語は明示されていませんが、一般には「船」を意味すると考えられ...