Amare juveni fructus est, crimen seni.

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「アマーレ・ユウェニー・フルクトゥス・エスト・クリーメン・セニー」と読みます。
amāreは「愛する」を意味する第1変化動詞amō,-āre の不定法・能動態・現在で、この文の主語です。
juvenī は「若者」を意味する第3変化名詞 juvenis,-is c. の単数・与格です。「若者にとって」と訳します(「判断者の与格」)。
fructusは「果実」を意味する第4変化男性名詞 fructus,-ūs m. の単数・主格で、この文の補語になります。
crīmenは「罪」を意味する第3変化中性名詞 crīmen,-minis n. の単数・主格で、これも文の補語になります。
senī は「老人」を意味する第3変化名詞senex,senis c. の単数・与格です。「老人にとって」と訳します(「判断者の与格」)。
「恋することは若者にとっては果実であり、老人にとっては罪である」と訳せます。
プブリリウス・シュルスの言葉です。

Minor Latin Poets, Volume I: Publilius Syrus. Elegies on Maecenas. Grattius. Calpurnius Siculus. Laus Pisonis. Einsiedeln Eclogues. Aetna (Loeb Classical Library)
Minor Latin Poets Aetna Calpurnius Siculus Publilius Syrus Laus Pisonis Grattius J. Wight Duff
0674993144

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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