Amicus certus in re incerta cernitur.

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「アミークス・ケルトゥス・イン・レー・インケルター・ケルニトゥル」と読みます。
amīcus は「友」を意味する第2変化名詞amīcus,-ī m.の単数・主格で、この文の主語に当たります。
certus は「確かな」を意味する第1・第2変化形容詞の単数・男性・主格です。amīcus にかかります。主語は「確かな友は」と訳せます。
in は次に奪格の名詞を伴う場合「~において」という意味を示します。
rē は「事柄」を意味する第5変化女性名詞 rēs,reī f.の単数・奪格です。
incertā は「不確かな、不安定な」を意味します。第1・第2変化形容詞の女性・単数・奪格で rē にかかります。
cernitur は「見る、知る、認める」を意味する第3変化動詞 cernō,-ere の直説法・受動態・現在、3人称単数です。
「確かな友は不確かな事柄の中で認められる。」という意味になります。
エンニウスの言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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