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ラテン語格言
Si vis amari, ama.
セネカ 語彙と文法 「シー・ウィース・アマーリー・アマー」と読みます。sī は英語の if に相当する仮定を表す接続詞です。「もし~なら」。vīs は「<不定法>を望む」を意味する不規則動詞 volō,velle の直説法・能動態・現在、2人称単数です。amārī は... -
ラテン語格言
Requiescat in pace. (R.I.P.)
「レクゥィエスカト・イン・パーケ」と読みます。 requiescat は「休む、休息する」を意味する第3変化動詞requiescō,-ere の接続法・能動態・現在、3人称単数です。 主語は「死者」を想定しています。接続法が使われるため、命令のニュアンスを帯びます。... -
ラテン語入門のQ&A
Q. 動名詞の主格はなぜないのか?
Q. 動名詞に主格はなぜないのですか? A. 動名詞の主格がもしあれば、「~することは」と訳せるはずです。たとえば「生きることは考えることである」をラテン語で表わす場合、Vīvendum est cōgitandum.とすればよいのでは?と考える人がいてもおかしくはあ... -
ラテン語格言
Sera, tamen tacitis Poena venit pedibus.
「セーラ・タメン・タキティース・ポエナ・ウェニト・ペディブス」と読みます。 sēra は「遅い」を意味する第1・第2変化形容詞 sērus,-a,-um の女性・単数・主格です。 Poena と「性・数・格が一致」します。ただし、「遅いPoena」と訳すと意味が不鮮明に... -
ラテン語格言
Nunc vino pellite curas.
語彙と文法 「ヌンク・ウィーノー・ペッリテ・クーラース」と読みます。nunc は「今」を意味する副詞です。vīnō は「酒、葡萄酒」を意味する第2変化中性名詞vīnum,-ī n.の単数・奪格です。「酒によって」。pellite は「追放する」を意味する第3変化動詞 pe... -
ラテン語格言
Videre est credere.
「ウィデーレ・エスト・クレーデレ」と読みます。 vidēre は「見る」を意味する第2変化動詞 videō,-ēre の不定法・能動態・現在です。 estは不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単数です。英語のisに相当します。 crēdere は「信じる」を意... -
ラテン語入門
絶対的奪格
絶対的奪格(ablative absolute)とは 奪格に置かれた名詞Aとそれを修飾する語句B(名詞、現在分詞、完了分詞、形容詞など)との組み合わせで「絶対的奪格」と呼ばれる表現を作ります。AとBは主語と述語の関係に置かれます。パッと見てすぐに意味が取れな... -
ラテン語格言
Saepe admonitionibus utere, rarius castiga.
「サエペ・アドモニティオーニブス・ウーテレ・ラーリウス・カスティーガー」と読みます。 saepe は「しばしば」という意味の副詞です。 admonitiōnibus は、第3変化名詞 admonitiō,-ōnis f.「忠告」の複数・奪格で、ūtere の目的語になっています。 ūtere... -
ラテン語格言
Omnia nunc rident.
語彙と文法 「オムニア・ヌンク・リーデント」と読みます。omnia は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の中性・複数・主格です。この文の主語になります(「形容詞の名詞用法」)。nunc は「今」を意味する副詞です。rīdent は「笑う」を意味する...