Externus hostis maximum in urbe concordiae vinculum.

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「エクステルヌス・ホスティス・マクシムム・イン・ウルベ・コンコルディアエ・ウィンクルム」と読みます。
externusは「外の、外国の」を意味する第1・第2変化形容詞externus,-a,-um の男性・単数・主格です。hostisにかかります。
hostisは「敵」を意味する第3変化名詞hostis,-is m.の単数・主格で、文の主語です。
maximumは「最大の」を意味する第1・第2変化形容詞 maximus,-a,-um の中性・単数・対格です。vinculumにかかります。
inは「<奪格>における」を意味する前置詞です。
urbeは「都市、都」を意味する第3変化名詞urbs,urbis f.の単数・奪格です。
concordiaeは「調和、一致」を意味する第1変化名詞 concordia,-ae f.の単数・属格で、vinculumにかかります。
vinculumは「絆」を意味する第2変化中性名詞vinculum,-ī n.の単数・主格です。
動詞estが省かれています。
主語はhostisでvinculumは補語になります。
「外国の敵は都市の調和の最大の絆である」と訳せます。

第1・第2変化形容詞magnus,-a,-um(大きな)の最上級がmaximus,-a,-um(最大の)ですね。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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