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ラテン語入門のQ&A
完了分詞の訳し方
完了分詞の訳し方がよくわかりません。「述語的用法」、「属性的用法」の区別も含めて教えて下さい。 具体例を見てみましょう。 1. Virtūs laudāta crescit. 美徳は賞賛されて成長する。2. Litterae scriptae manent. 書かれた文字はとどまる。 1は述語... -
ラテン語格言
Disce, puer, virtutem ex me verumque laborem.
「ディスケ・プエル・ウィルトゥーテム・エクス・メー・ウェールムクゥェ・ラボーレム」と読みます。 disceはdiscō,-ere(学ぶ)の命令法・能動態・現在、2人称単数です。 puerはpuer,-erī m.(少年、息子)の単数・呼格です。 virtūtemはvirtūs,-ūtis f.... -
ラテン語入門
sum で作文
sum (私は~です)を使って文を作りましょう。 第1・第2変化形容詞 beātus,-a,-um (幸福な)を例に取ると、男性の場合、Sum beātus. ないしは Beātus sum. とすると、I am happy.の意味になります。 女性の場合、Sum beāta. ないしは Beāta sum. です。 ... -
ラテン語入門
奪格のさまざまな用法
奪格のさまざまな用法 奪格の用法は多岐にわたります。 分離の奪格 「~から」と訳せます。英語のfromに相当する前置詞ā (ab)と奪格で表される場合が多いですが、奪格単独で同じ意味を表すことがあります(ab は母音と h, abs は特に tē の前で用いられる... -
ラテン語格言
Nec tecum possum vivere, nec sine te. おまえなしに生きていけない。
語彙と文法 「ネク・テークム・ポッスム・ウィーウェレ・ネク・シネ・テー」と読みます。Necは「~でない」。possumを否定します。「nec A, nec B」の構文で、A、B ともに否定します。tēcumはcum tēを一語にまとめた表現です。tē は2人称単数の人称代名詞 ... -
ラテン語格言
Si vis amari, ama.
セネカ 語彙と文法 「シー・ウィース・アマーリー・アマー」と読みます。sī は英語の if に相当する仮定を表す接続詞です。「もし~なら」。vīs は「<不定法>を望む」を意味する不規則動詞 volō,velle の直説法・能動態・現在、2人称単数です。amārī は... -
ラテン語格言
Requiescat in pace. (R.I.P.)
「レクゥィエスカト・イン・パーケ」と読みます。 requiescat は「休む、休息する」を意味する第3変化動詞requiescō,-ere の接続法・能動態・現在、3人称単数です。 主語は「死者」を想定しています。接続法が使われるため、命令のニュアンスを帯びます。... -
ラテン語入門のQ&A
Q. 動名詞の主格はなぜないのか?
Q. 動名詞に主格はなぜないのですか? A. 動名詞の主格がもしあれば、「~することは」と訳せるはずです。たとえば「生きることは考えることである」をラテン語で表わす場合、Vīvendum est cōgitandum.とすればよいのでは?と考える人がいてもおかしくはあ... -
ラテン語格言
Sera, tamen tacitis Poena venit pedibus.
「セーラ・タメン・タキティース・ポエナ・ウェニト・ペディブス」と読みます。 sēra は「遅い」を意味する第1・第2変化形容詞 sērus,-a,-um の女性・単数・主格です。 Poena と「性・数・格が一致」します。ただし、「遅いPoena」と訳すと意味が不鮮明に...