Ex Africa semper aliquid novi.

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「エクス・アーフリカー・センペル・アリクゥィド・ノウィー」と読みます。
ex は「~から」を意味する前置詞で、奪格を支配します。
AfricāはAfrica,-ae f.(アフリカ)の単数・奪格です。
semper は「いつも」を意味する副詞です。
aliquid は不定代名詞aliquis,aliquid(誰か、何か)の中性・単数・主格です。
novī は「新しい」を意味する第1・第2変化形容詞novus,-a,-um の中性・単数・属格です(「部分の属格」)。名詞的に用いられ、「新しいもの」を意味します。
aliquid novīで「新しいものの何か」となり、「何か新しいもの」を意味します。
動詞 estが省かれています。
「アフリカからいつも何か新しいものが(ある)」と訳せます。
大プリーニウスの『博物誌』に見られる表現です(N.H.8.17)。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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