語彙と文法
「エウント・アンニー・モーレ・フルエンティス・アクウァエ」と読みます。
eunt は「行く」を意味する不規則動詞eō,īre の直説法・能動態・現在、3人称複数で、主語は annī です。
annī は「年」を意味する第2変化名詞annus,-ī m. の複数・主格です。
mōre は「方法」を意味する第3変化名詞mōs,mōris m. の単数・奪格で「<属格>の方法で」と訳せます。
fluentis は「流れる」を意味する第3変化動詞 fluō,-ere の現在分詞、単数・属格で aquae にかかります。
aquae は「水、川」を意味する第1変化名詞aqua,-ae f. の単数・属格でmōre にかかります。mōre 以下は「流れる水の方法で」、すなわち「流れる水のように」となります。
「年月は流れる水のように進む」と訳せます。
オウィディウスの『恋の技法』に観られる言葉です(3.62)。
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