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ラテン語格言
Frustra laborat qui omnibus placere studet.
「フルストラー・ラボーラト・クゥィー・オムニブス・プラケーレ・ストゥデト」と読みます。 frustraは「無益に、無駄に」を意味する副詞です。 laboratは「努力する」を意味する第1変化動詞laboroの直説法・能動態・現在、3人称単数です。 quiは関係代名... -
ラテン語入門のQ&A
「しっかり学ぶ初級ラテン語」Q&A
『しっかり学ぶ初級ラテン語』のQ&Aです。随時更新します(上が新しいです)。 Q. p.277 例文26 sapientem mors quōminus in ome tempusの部分ですが、sapientemはquōminusの導く名詞節の主語と思うのですが、名詞節ですので主格になるように思うので... -
訳と解説
Justitiam cole et pietatem.
語彙と文法 「ユスティティアム・コレ・エト・ピエターテム」と読みます。justitiamは「正義」を意味する第1変化名詞 justitia,-ae f.の単数・対格です。(「羅和辞典(改訂版)でjus-のuは短い)。coleは「重んじる」を意味する第3変化動詞 colo,-ereの命... -
訳と解説
文学万歳!| キケロー『アルキアース弁護』より
キケローの『アルキアース弁護』に次のような印象深い表現があります。言ってみれば「文学万歳!」と主張している一文です(16節)。 以下、テクストと和訳、語釈、逐語訳を3つに分けて紹介します(その1~その3)。 キケロー『アルキアース弁護』16節... -
ラテン語格言
lacrimae rerum.
「ラクリマエ・レールム」と読みます。 lacrimaeは第1変化名詞 lacrima,-ae f.(涙)の複数・主格です。 rērumは「もの、こと」を意味する第5変化名詞 res,reī f.の複数・属格で、lacrimaeにかかります。この属格は「目的語的属格」と解釈できます。rēsの... -
ラテン語格言
O vitae philosophia dux.
「オー・ウィータエ・ピロソピア・ドゥクス」と読みます。Oは感嘆詞で、「おお」と訳します。vitaeは第1変化名詞 vita,-ae f.(人生)の単数・属格です。duxにかかります。philosophiaは第1変化名詞 philosophia,-ae f.(哲学)の単数・呼格です。「哲学よ... -
ラテン語格言
Hanc tu exerce optimis in rebus!
「ハンク・トゥー・エクセルケー・オプティミース・イン・レーブス」と読みます。hancは指示代名詞hic,haec,hoc(これ、この)の女性・単数・対格です。「これを」と訳せます。ただし、原文(キケローの『スキーピオーの夢』)に照らすと、hanc vim animae... -
ラテン語格言
Possunt quia posse videntur.
「ポッスント・クゥィア・ポッセ・ウィデントゥル」と読みます。 possunt は不規則動詞 possum(~できる)の直説法・現在、3人称複数です。 quia は「~だから」を意味する接続詞で、理由を表す副詞節を導きます。 posse は不規則動詞 possum(~できる)... -
ラテン語格言
Nam quod semper movetur, aeternum est.
「ナム・クゥォド・センペル・モウェートゥル・アエテルヌム・エスト」と読みます。namは「というのは、じじつ」を意味する接続詞です。quodは関係代名詞 qui,quae,quodの中性・単数・主格です。先行詞 id(指示代名詞 is,ea,idの中性・単数・主格)は省略...