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ラテン語格言
Sub rosa. 内密に
「スブ・ロサー」と読みます。subは「<奪格>の下で」を意味する前置詞です。rosāは「バラ」を意味する第1変化名詞rosa,-ae f.の単数・奪格です。「バラの下で」と訳せます。「内密に」という意味で使われる表現です。 rosaはラテン語学習者にとって一番... -
ラテン語入門
前置詞
ラテン語の前置詞 前置詞は、(1)対格をとるもの、(2)奪格をとるもの、(3) 対格と奪格を取るもの、の3つのパターンに分かれます。気になる前置詞があれば辞書で用法を確認するとよいでしょう。以下に例文を列挙します。リンク先に訳と文法の説明を載せてい... -
ラテン語格言
Quia homines amplius oculis quam auribus credunt.
「クゥィア・ホミネース・アンプリウス・オクリース・クゥァム・アウリブス・クレードゥント」と読みます。 quia は接続詞で理由を表します。「というのは・・・だから」と訳せます。 hominēs は「人間」を意味する第3変化名詞 homō,hominis c. の複数・主... -
ラテン語格言
Nemo ante mortem beatus.
語彙と文法 「ネーモー・アンテ・モルテム・ベアートゥス」と読みます。nēmōは、nēmō(誰も~ない)の単数・主格です。文の主語です。動詞est(sumの直説法・現在、3人称単数)が省略されています。anteは「<対格>の前に」を意味する前置詞です。mortem... -
訳と解説
『アエネーイス』の冒頭を読む
『アエネーイス』の冒頭を読む 1-7 Arma uirumque canō, Trōiae quī prīmus ab ōrīs 1 Ītaliam fātō profugus Lāuīniaque uēnit 2 lītora, multum ille et terrīs iactātus et altō 3 uī superum, saeuae memorem Iūnōnis ob īram, 4 multa quoque et ... -
ラテン語格言
Felicitas multos habet amicos.
「フェーリーキタース・ムルトース・ハベト・アミーコース」と読みます。 fēlīcitās は「幸運、幸福」を意味する第3変化名詞fēlīcitās,-ātis f.の単数・主格です。 multōs は「多くの」を意味する第1・第2変化形容詞multus,-a,-umの男性・複数・対格です。... -
西洋古典
「今すべてがほほえんでいる」~ウェルギリウス『牧歌』第7歌より
「今すべてがほほえんでいる」~ウェルギリウス『牧歌』第7歌より Corydon Stant et jūniperī et castaneae hirsūtae; 53 strāta jacent passim sua quaeque sub arbore pōma; 54 omnia nunc rīdent: at, sī formōsus Alexis 55 montibus hīs abeat, vide... -
ラテン語格言
Venite et videbitis.
「ウェニーテ・エト・ウィデービティス」と読みます。 veniteはvenio,-ire(来る)の命令法・能動態・現在、2人称複数です。「(あなたたちは)来なさい」と訳せます。 etは「そして」。命令文の次に置かれると、「そうすれば」と訳せます(英語のandも同... -
ラテン語格言
Ferre omnes omnia possent.
Lucretius 語彙と文法 「フェッレ・オムネース・オムニア・ポッセント」と読みます。ferreは不規則動詞 ferō,ferre(生む)の不定法・能動態・現在です。omnēsは第3変化形容詞 omnis,-e(すべての)の男性・複数・主格です。omniaは第3変化形容詞 omnis,-e...