-
Perseusプロジェクト版「アエネーイス」
Perseus Project のアエネーイスへのリンクを載せておきます。どれだけ便利かは使ってみてわかると思います。 P.Vergilius Maro, Aeneid (J.B.Greenough, Ed.) コニントンの注釈もオンラインで調べることができます。実物の活字は小さいのですが、ウェブ版... -
Justitia sine prudentia multum poterit; sine justitia nihil valebit prudentia.
「ユスティティア・シネ・プルーデンティアー・ムルトゥム・ポテリト・シネ・ユスティティアー・ニヒル・ウァレービト・プルーデンティア」と読みます。Justitiaは「正義」を意味する第1変化名詞 justitia,-ae f.の単数・主格です。sineは「<奪格>なしに... -
Jucunda memoria est praeteritorum malorum.
「ユークンダ・メモリア・エスト・プラエテリトールム・マロールム」と読みます。jūcunda は「楽しい」を意味する第1・第2変化形容詞 jūcundus, -a, -um の女性・単数・主格です。memoria は「思い出」を意味する第1変化名詞memoria,-ae f.の単数・主格で... -
I, sequere Italiam ventis, pete regna per undas.
「イー・セクェレ・イータリアム・ウェンティース・ペテ・レグナ・ペル・ウンダース」と読みます。 i は「行く」を意味する eo の命令法・能動相・現在・2人称・単数です。「行け」と訳します。 sequere は「求める、追う」を意味する形式受動態動詞 sequo... -
Ira furor brevis est.
「イーラ・フロル・ブレウィス・エスト」と読みます。 īra は「怒り」を意味する第1変化名詞īra,-ae f.の単数・主格で、この文の主語です。 furor は「狂気」を意味する第3変化名詞furor,-ōris m.の単数・主格で、この文の補語です。 brevis は「短い」を... -
Injuriarum remedium est oblivio.
「インユーリアールム・レメディウム・エスト・オブリーウィオー」と読みます。 injūriārum は「不正、被害」を意味する第1変化名詞 injūria,-ae f. の複数・属格です。remediumにかかります。 この属格は「目的語的属格」と呼ばれます。 たとえば、amor d... -
Fides, ut anima, unde abiit, eo numquam redit.
「フィデース・ウト・アニマ・ウンデ・アビイット・エオー・ヌンクゥァム・レディイット」と発音します。 fidēs は「信頼」を意味する第5変化名詞 fidēs,-ēī f.の単数・主格で、この文の主語です。 ut は英語の as と同様「~のように」と訳します。 anima... -
「われ憎み、かつ愛す」:カトゥッルス
『ギリシア人・ローマ人のことば』(岩波ジュニア新書)の中に、カトゥッルスの残したことばとして、表題の「われ憎み、かつ愛す」(Odi et amo)が紹介されています。典拠となる85番の詩は、次の2行だけですが、簡潔な表現の中にも、深い恋愛心理の洞察... -
人生を演じきる:キケロー『老年について』
キケローは人生を劇に例え、ある場面の役者は自分の役を演じきったら、劇の最後まで残っていてはいけないといいます。この世に於ける自分の役はなになのか?何を演じきることが自分の務めなのか。日頃なかなか立ち止まって考える余裕はありませんが、折を...