ラテン語格言

Fides, ut anima, unde abiit, eo numquam redit.

2011年5月10日

「フィデース・ウト・アニマ・ウンデ・アビイット・エオー・ヌンクゥァム・レディイット」と発音します。
fidēs は「信頼」を意味する第5変化名詞 fidēs,-ēī f.の単数・主格で、この文の主語です。
ut は英語の as と同様「~のように」と訳します。
anima は「魂」を意味する第1変化名詞 anima,-ae f.の単数・主格です。ut とあわせて「魂のように」と訳せます。
unde は関係副詞で、「そこから~ところの」を意味します。
abiit とは、「立ち去る」を意味する abeō,-īre の直説法・能動態・完了、3人称単数。
eō は「そこに」を意味する副詞です。先行するundeで導かれる従属文(「それがそこから立ち去ったところ」)を受けます。
「それがそこから(unde)立ち去った(abiit)ところの(unde)そこに(eō)」。
numquam は「けっして~ない。」英語のnever と同じで、reditを否定します。
redit はredeō,-īre (戻る)の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「信頼は、魂と同様に、そこから立ち去ったところの、そこに(=元の場所に)けっして戻らない」と訳せます。
プーブリリウス・シュルス『格言集』162の言葉です。

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