「クゥォト・ホミネース・トト・センテンティアエ」と読みます。
quot A tot B で「A の数だけ多くの、それだけ多くのB」という意味になります。
quotは不変化関係詞で「~だけ多くの」を意味します。
totは不変化形容詞で「それだけ多くの」を意味します。
homines は「人間」を意味する第3変化名詞 homo,hominis c. の複数・主格です。
sententiae は「意見」を意味する第1変化名詞 sententia,-ae f. の複数・主格です。
「人間の数だけ、それだけ多くの意見がある」という意味です。「人の数だけ意見あり」と訳せます。
出典はテレンティウスの『ポルミオ』です。
キケローにも引用例が見られます(『善と悪の究極について』1.5.15)。
関連図書:
ローマ喜劇集〈5〉 (西洋古典叢書)
テレンティウス 木村 健治
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