Quot homines, tot sententiae.

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「クゥォト・ホミネース・トト・センテンティアエ」と読みます。
quot A tot B で「A の数だけ多くの、それだけ多くのB」という意味になります。
quotは不変化関係詞で「~だけ多くの」を意味します。
totは不変化形容詞で「それだけ多くの」を意味します。quot…tot…の構文で、「quot以下ほど、それだけ多くの(tot)」を意味します。
hominēs は「人間」を意味する第3変化名詞 homō,hominis c. の複数・主格です。動詞suntが省略されています。
sententiae は「意見」を意味する第1変化名詞 sententia,-ae f. の複数・主格です。同じく動詞suntが省略されています。
直訳は、「人間が(hominēs)いる(<sunt>)だけ多くの(quot)、それだけ多くの(tot)意見が(sententiae)ある(<sunt>)」となります。
「人の数だけ意見あり」と訳せます。
出典はテレンティウスの『ポルミオ』454です。
キケローにも引用例が見られます(『善と悪の究極について』1.5.15)。
ホラーティウスの『風刺詩』(2.1.27)に「頭の数だけ意見あり」(Quot capita tot sensūs.)という表現があり、表題の言葉と同じ趣旨のことを述べています。

『ギリシャ・ローマ名言集』8番目のラテン語です。
Terentius

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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