-
英語とラテン語
時間
時間 時間に関する格言、警句は古来たくさんある。中でも「時間を大切にせよ」というメッセージがとりわけ多い。漢文では「少年老い易く、学成り難し。一寸の光陰、軽んずべからず」というのが有名である。英語では、Time flies like an arrow. (光陰矢の... -
ラテン語入門
ラテン語の第5変化名詞
第5変化名詞 diēs(m.日)の変化 diēs(日)は男性名詞ですが、それ以外はすべて女性名詞です。 単数複数主格diēsdiēs呼格diēsdiēs属格diēīdiērum与格diēīdiēbus対格diemdiēs奪格diēdiēbus 発音の仕方は、単数から順に、「ディエース・ディエース・ディエ... -
ラテン語入門
ラテン語の第4変化名詞
第4変化名詞 ラテン語の第4変化名詞のほとんどは、単数・主格が-usで終わる男性名詞です。単数・属格は-ūsで終わります。 第4変化名詞 fructus,-ūs m. (果実)の変化 単数複数主格(呼格)fructusfructūs属格fructūsfructuum与格fructuī (fructū)fructi... -
ラテン語入門のQ&A
Q. ラテン語を学ぶって?
高校生の方からラテン語に関して次のようなメールをいただきました。 「ラテン語格言集」の117、118を読みました。scientia と science の発音のつながりはあるのですか。スペルからは語源というのは想像がつくのですが。」 少し大き目の英和辞典で scienc... -
ラテン語格言
Tantum religio potuit suadere malorum.
「タントゥム・レリギオー・ポトゥイト・スアーデーレ・マロールム」と読みます。 tantumは「これだけ多くのもの(量)」を意味する第2変化名詞 tantum,-i n.の単数・対格です。suadereの目的語です。 religioは「宗教、迷信」を意味する第3変化名詞 relig... -
西洋古典
「死はなにものでもない」─キケロー『老年について』(66節)
キケロー『老年について』(66節) キケローは『老年について』(De Senectute)の中で大カトー(老人の鑑として登場)に次のように語らせています。(66節) Avaritia vero senilis quid sibi velit, non intellego;老人の貪欲さが何を自らに求めているか... -
ラテン語格言
Summum jus summa injuria.
語彙と文法 「スッムム・ユース・スッマ・インユーリア」と読みます。summumは「最高の」を意味する第1・第2変化形容詞 summus,-a,-umの中性・単数・主格です。文の主語です。jūsは「正義、法」を意味する第3変化名詞 jūs,jūris n.の単数・主格です。summa... -
ラテン語格言
Horror ubique animos.
「ホッロル・ウビークゥェ・アニモース」と読みます。 horrorは「恐怖」を意味する第3変化名詞 horror,-oris m.の単数・主格です。 ubiqueは「いたるところで」を意味する副詞です。 animosは「心」を意味する第2変化名詞 animus,-i m.の複数・対格です。 ... -
ラテン語格言
Tempore cuncta mitiora.
「テンポレ・クンクタ・ミーティオーラ」と読みます。temporeは「時間」を意味する第3変化名詞 tempus,-poris n.の単数・奪格です。「時間によって」(手段の奪格)とも「時間の(流れの)中で」(時間の奪格)とも解釈できます。cunctaは「すべての」を意...