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ラテン語入門
不規則動詞
ラテン語の不規則動詞の数は全部で十もありません。いずれも、よくお目にかかる重要な単語ばかりです。 sum「である」(不定法 esse) 現在未完了過去未来単数複数単数複数単数複数一人称sumsumuseramerāmuserōerimus二人称esestiseraserātiseriseritis三... -
ラテン語入門
直説法・能動態・未来
未来・直説法・能動態 英語の未来形は助動詞willと動詞の原形を組み合わせますが、ラテン語の未来は、動詞の語尾が活用して未来時称を表します。 未来の作り方 第1、第2変化動詞は、現在幹(不定法から-reを取った形)に-bō, -bis, -bit, -bimus, -bitis, ... -
ラテン語入門
直説法・能動態・未完了過去
直説法・能動態・未完了過去 未完了過去は、動作が過去において継続されていた、ないしは反復されていた事実を表します。英語の過去進行形と重なります。「~していた」、「~であった」、「~しつつあった」、「~するところであった」と訳せます。 規則... -
ラテン語入門
再帰代名詞
再帰代名詞 1人称、2人称の再帰代名詞 一つの文の中で主語と同じものを指すことを再帰と呼びます。1人称、2人称は人称代名詞から補います。 Mē laudō.私は自分自身をほめる。 Tē laudās. あなたはあなた自身をほめる。 Nōbīs crēdimus. 我々は自分自身を信... -
ラテン語入門
第1・第2変化形容詞
ラテン語の第1・第2変化形容詞 第1・第2変化形容詞のとらえ方 ラテン語の形容詞は、今から見る第1・第2変化形容詞と第3変化形容詞の2つの種類があります。「第1・第2変化形容詞」は妙な名称だと感じるかもしれません。慣れると当たり前のように感じますが... -
英語とラテン語
勉強とは何か
勉強とは何か 今日は英語の語源に絡めて、勉強とは何か、ということについてお話します。 『竜馬が行く』を書いた司馬遼太郎という作家がいます。司馬さんは中学時代に英語が大の苦手だったと告白しています。どうして嫌いだったかというと、先生に「ニュ... -
英語学習
アメリカの日本語テスト
アメリカの日本語テスト アメリカにおいて,大学入試に日本語があると仮定しよう. Johnは中学校1年生の時から日本語を学び,今大学に通っているが,未だに日本語の勉強がはかどらない.中学時代は多少日本語に興味を持ち,漢字なども結構覚えたし,『日... -
英語とラテン語
博士と生徒
博士と生徒 英語で student と言えば「生徒」を意味し、doctor と言えば「博士、医者」を意味する。それぞれの語源は何であろうか。 student の語源は、「熱中する、努力する」という意味を持つラテン語の studeo(ストゥデオー)である。 この動詞の現在... -
英語とラテン語
教育
教育 教育は国づくり、人づくりの基礎である。教育に関する議論が古今東西を問わず盛んなのはそのためである。中国には、「孟母三遷」という言葉があるが、孟子 の母親は孟子を育てるために、最良の教育環境を与えようとして三回も引っ越しをした。その孟...