ラテン語入門

第3変化名詞

2018年10月23日

第3変化名詞

第3変化名詞には子音幹名詞とi幹名詞の2種類があります。

覚えるべき変化表は4つあります。「子音幹名詞」としてhomō(人間)と genus(種類)、「i幹名詞」としてignis(火)とanimal(動物)です。

第3変化男性名詞(子音幹名詞)homō(人間)

単数 複数
主・呼格 homō hominēs
属格 hominis hominum
与格 hominī hominibus
対格 hominem hominēs
奪格 homine hominibus

単数の発音は、「モー・ミニス・ミニー・ミネム・ホミネ」となります。 複数は「ミネース・ミヌム・ミニブス・ミネース・ミニブス」です。

第3変化の特徴は、単数主格について、さまざまの語尾がみられることでしょう。 言い換えれば、この特徴が第3変化の学習を難しく見せています。ここで挫折する人が多いです。 第1・第2変化名詞は、単数・主格、すなわち、辞書の見出しの形が明確です。 第3変化の場合、よりによって、辞書の見出しの形(単数・主格)が一定の形ではありません。 たとえば、homō(c.ホモー)「人間」、genus(n.ゲヌス)「種類」、ignis(m.イグニス)「火」、animal(n.アニマル)「動物」はいずれも第3変化名詞ですが、 ごらんのように単数・主格の語尾はさまざまです。x で終わったり、us でおわったり・・・。

また、の点でも、第1変化女性第2変化男性(語尾が-us)か中性(語尾が-um)といった特色がありますが、 第3変化はすべての性がまんべんなく現れます。 ちなみに、第4変化は男性と中性、第5変化は女性です。 昔から言うように、「習うより慣れよ」の精神で乗り越えてください。

しかし、ここでぜひ押さえておきたい重要なポイントがあります。それは単数・属格が -isで終わる点です。lēxの単数・属格は lēgis、genusはgeneris、ignisはignisです。辞書の見出しの右横にこの単数・属格の形が記されています。

>>「第3変化名詞の調べ方

第3変化中性名詞(子音幹名詞)genus(種類)

単数 複数
主格(呼格) genus genera
属格 generis generum
与格 generī generibus
対格 genus genera
奪格 genere generibus

中性名詞は単数、複数の両方とも主格と対格が同じ形になること、また、複数の主格と対格が-a で終わっていることを確認して下さい。

第3変化名詞(i幹名詞)ignis(火)

単数 複数
主格(呼格) ignis ignēs
属格 ignis ignium
与格 ignī ignibus
対格 ignem ignēs(-īs)
奪格 igne(-ī) ignibus

※複数・属格の形に注意します。

第3変化中性名詞(i幹名詞)(生き物)

  単数 複数
主格(呼格) animal animālia
属格 animālis animālium
与格 animālī animālibus
対格 animal animālia
奪格 animālī animālibus

animalは中性名詞ということで、verbum(言葉)など第2変化の中性名詞と同じく、格変化には次の特徴が認められます。
1 単複とも主格(呼格)と対格が同じ形になる。
2 複数の主格(呼格)と対格は -aで終わる。

練習問題

ここまでの内容をカバーした「第3変化名詞の練習問題」に挑戦しましょう。書き取りなのでパソコンからの挑戦がベターです。

第3変化名詞の例文

  1. Vēritās vincit.
  2. 真理は勝利する。

  3. Pax Rōmāna.
  4. ローマの平和。

  5. Varietās dēlectat.
  6. 多様性は喜ばせる。

  7. Ignis aurum probat; miseria fortēs virōs.
  8. 悲惨な出来事は真の勇者を証明する。

  9. Amīcitia reddit honōrēs.
  10. 友情は名誉を生む。

  11. Fīnis corōnat opus..
  12. 結末が作品を花冠で飾る。

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