語彙と文法
「パクス・ローマーナ」と読みます。
paxは第3変化名詞 pax,pācis f.(平和)の単数・主格です。
母音の長短についてpāxとなっている辞書もありますが、本サイトは研究社の「羅和辞典(改訂版)」に準拠し、paxとしています。
Rōmānaは第1・第2変化形容詞のRōmānus,-a,-um(ローマの)の女性・単数・主格です。
paxと「性・数・格」が一致します。形容詞は修飾する名詞と「性・数・格を一致させる」のが原則です。
「ローマの平和」と訳せます。
「ローマの平和」とは?
ウィキペディアの「ローマの平和」によると次のように説明されています。
多くの戦争(英語版)や領土拡大(英語版)、反乱などにもかかわらず、拡大し維持された内部の覇権的平和と多大な影響を与えた黄金時代の秩序と同一視される、ローマ史(英語版)において約200年もの長きにわたり続いた平和な時代を指す。ローマ史(英語版)において約200年もの長きにわたり続いた平和な時代を指す。プリンキパトゥスの創始者アウグストゥスによる紀元前27年のローマ皇帝即位に始まり、最後の「五賢帝」であるマルクス・アウレリウス・アントニヌスが死去した西暦180年までの期間と定められている。
パクス・ロマーナ:ウィキペディア
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