語彙と文法
「エスト・モドゥス・イン・レーブス」と読みます。
est は不規則動詞sum,esse(ある)の直説法・現在、3人称単数です。主語に当たるものが「存在する」と訳せます。
modus は「適量、適度、限度、限界」を意味する第2変化名詞modus,-ī m.の単数・主格です。この文の主語にあたります。
in は「<奪格>に」を意味する前置詞です。
rēbus は「もの、こと」を意味する第5変化名詞rēs,reī f. の複数・奪格です。
「ものごとには程がある」という意味です。
ホラーティウスの表現です(『風刺詩』1.1.106)。
同じ詩人の Aurea mediocritas (黄金の中庸)を思い出すことができます。
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