語彙と文法
「クゥォト・カピタ・トト・センスース」と読みます。
quot A tot B で「A の数だけ多くの、それだけ多くのB」という意味になります。
Quotは不変化関係詞で「~だけ多くの」を意味します。
capita は「頭」を意味する第3変化名詞 caput,-pitis n. の複数・主格です。
sensūs は「意見」を意味する第4変化名詞 sensus,-ūs m. の複数・主格です。
それぞれの名詞にsunt(sum,esseの直説法・現在、3人称複数)を補って解釈します。
直訳は「頭が(capita)ある(<sunt>)ほど多くの(Quot)、それだけ多くの(tot)意見が(sensūs)ある(<sunt>)」となります。
「人の数だけ意見がある」という意味で理解できます。
ホラーティウスの『風刺詩』(2,1.27)に見られる言葉です。
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