「イン・ウィーノー・ウェーリタース」と読みます。
Inは奪格支配の前置詞です。「<奪格>において」と訳せます。
vīnō は「葡萄酒、酒」を意味する第2変化名詞 vīnum,-ī n. の単数・奪格です。
vēritās は「真実、真理」を意味する第3変化名詞 vēritās,-ātis f. の単数・主格で、この文の主語です。
動詞としてestが省かれています。estは不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単数です。
「酒に真理あり」と訳せます。
大プリーニウス(23-79)『博物誌』に見られる言葉です。
なお、ワイン(wine)の語源は今見たラテン語の vīnum(ウィーヌム)です。
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